マサイの村の集会

NGOの支援プロジェクトで、マサイの村を訪問しました。集会場所は村で一番大きな木が目印。村人たちが総出で歓迎してくれました。皆さんお元気そうで、笑顔が明るく大らかでした。
円陣を組んだマサイダンスの後、集会が始まりました。長い会議の間中、議長さんは杖を片手に殆ど動かず、一定の立ち姿のまま。体がしっかり大地に立っている、という感じでした。マサイの人たちは無駄な動きがなくて、静か。まるで歩く木のようです。

そして、返り際に祝福の儀式。長老が乾いた地面から草を掴み取り、皆の頭上にはらはらと散らして言葉を唱えます。「私たちと、友人たちと、自然すべてがここにあります」という意味だったそうです。